汎用横中ぐり盤の主軸テーパ研磨・セルフ研磨
ご依頼の際の状況
工具が抜け落ちる事態が発生し、確認されるとMTテーパのアタリ(主軸テーパーと工具の密着)が悪い事が分かった。
ご依頼に対する対応
主軸テーパ研磨量を極々最小限として、少しでもアタリが増えるようにテーパ研磨を実施した
研磨時の状況やお客様の要望
MTテーパはBTテーパと違いストレートに近いテーパ角度であることや、少量のテーパ研磨量であっても(BT研磨時よりも)テーパ穴が大きくなりすぎ工具の抜き穴が主軸と工具側で合わなくなってしまう懸念をお伝えしました。その上でセルフ研磨での研磨量を最小限にし、テーパのアタリをある程度(80%目安)まで増やして作業を完了することをお客様と相談し、実施いたしました。研磨後テーパの写真からもテーパ口元の傷が取れませんでしたが、上記の懸念よりお客様に納得していただく結果のセルフ研磨となりました