MAZAK製 INTEGREX e1850(BT50) 主軸テーパ研磨・セルフ研磨
ご依頼の際の状況
振れも気になるが、主軸テーパのアタリが悪く加工に問題が出てきているとの事で主軸テーパ研磨・セルフ研磨のご依頼をされました。
通常のマシニングセンタと異なり、ターニング+マシニングとして両方の加工ができる上、
主軸が(立主軸にも横主軸にも角度をつけることもできる)ユニバーサルヘッドでのセルフ研磨ご依頼でした。
研磨前後の状態やご要望
研磨前のテーパのアタリが40％と悪く、アタリを良くされたいとの要望でした。(振れは80μ/300ｍｍ程度でした)
またターニングとしても使われることから、クランプ力(工具把握力)を極力落としたくないとの事でした。
研磨時の結果
研磨前テーパのアタリ40％程度から、研磨後アタリ95％に改善いたしました。
振れは10μ以下/300ｍｍとかなり改善をいたしましたが、
研磨後の写真にもみられるように口元のキー周辺にまだ取り切れない凹みキズが若干残っておりました。
テーパ口元の凹みキズを更に研磨しても、振れは極端に現状(10μ以下/300ｍｍ)以上改善しない可能性をお伝えし相談させていただきました。
研磨後の振れもお客様が満足の範囲内であり、更に振れ精度を良くするよりもクランプ力を低下させないことを選ばれ作業完了となりました。
匠製作所ではセルフ研磨前後のマシニングセンタ・クランプ力を必ず計測確認しております。
