森精機 立MC NV4000(BBT40)主軸テーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

中古機械を販売会社にて、仕入れられたマシニングセンタの主軸テーパ内に傷があり、振れ精度が悪いため

セルフ研磨にて振れ精度を改善した上で販売されたいとのことでした。

研磨時の状態

研磨前テーパ内に所々傷が見られ、また二面拘束BBTで大事となる端面部分にも打痕による凹みや

テーパと端面の関係がズレてしまい、BBTとしては端面部しか工具が当たらない状態になっていました。

研磨結果

研磨前の振れ80μ/300ｍｍ程度に対して、研磨後 BTにて8～10μ/300ｍｍ　BBTにて5～10μ/200ｍｍまで振れ精度が改善いたしました。

また、購入を考えられているお客様がBBT工具を使われるとの事でしたので

(BBTの規格値内にテーパと端面を関係を合わせていますが)若干端面が強く密着するよう研磨時に調整いたしました。

弊社では中古機械販売時の振れ改善での主軸テーパ研磨・セルフ研磨出張もしております。

そして、販売後のお客様のマシニングセンタ使用予定まで考えた上でのセルフ研磨調整を行っております。