牧野 ANC85(NT40) 主軸テーパ研磨・セルフ研磨
ご依頼の際の状況
主軸テーパ口元が広がり振れ精度が発生している為、精度加工ができないとの事で主軸テーパ研磨・セルフ研磨をご依頼されました。
また、NTテーパのNCフライスでしたが工具引き上げドローバーが取り外せない状況でセルフ研磨できるかとのお問い合わせでした。
研磨時の状態やご要望
研磨前テーパでは、ご自身でテーパを少し擦られている擦り傷以外で、テーパ中央に若干飛び出た傷とテーパ口元(大径側)が若干広がっている状態でした。
また事前検査に訪問した際、セルフ研磨の際に問題となるドローバーが、テーパ部分よりも若干奥(干渉しない)に引っ込んでいた為、そのままの状態でセルフ研磨実施する事といたしました。
振れ精度はセルフ研磨・テーパ研磨で調整可能な限界まで改善してほしいとのご要望でした。
研磨後の状況・結果
ドローバーがインチネジタイプだったため、お客様の新品工具を使って振れ・アタリ検査となりましたが
研磨前の振れ精度40μ/100mmから、研磨後2μ/100mmと改善いたしました。
研磨の都度、テーパアタリをお客様にご確認いただき、ご要望に沿えるよう微調整を繰り返していきました。
匠製作所では、主軸テーパ研磨・セルフ研磨後にNCフライスやマシニングセンタを使われるお客様を第一として、ご要望を伺いながら研磨調整をしております。