KIRA KPC30a(BT30)ハイコラム 主軸テーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

BT30・ハイコラムのロボドリルタイプをお使い中に加工物に精度が出ていないことが分かり、原因調査・改善の一環としてテーパ研磨をご依頼されました。

研磨時の状態やご要望

研磨前テーパを確認する横方向の擦り傷が見られ、お客様が過去にご自身でテーパを擦られたようになっておりました。

それでも精度は改善しなかったので、セルフ研磨で振れ精度を限界まで改善したいとのご要望でした。

研磨前のテーパ
研磨後のテーパ

研磨後の状況・結果

研磨前の振れ精度40μ/150mmから、研磨後5μ/150mmと改善いたしました。 研磨後のテーパアタリ95%(工具密着度)でした。

また、端面部も研磨前と同じ位置関係にしたいとのご要望があった為BBT同様の端面研磨も実施し、クランプ力も研磨前から後でほぼ変化なく作業完了といたしました。

振れ精度がでない大きな要因は、主軸テーパの角度の狂い(アタリ低下)によるものが大きく

主軸テーパ研磨・セルフ研磨でキッチリとテーパ全体を正規のテーパ角度に研磨すると振れ精度は改善することが多いです。

匠製作所ではBT30ハイコラムタイプもセルフ研磨対応できる場合があります。