森精機 NV5000(BBT40)主軸テーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

購入された中古機械のテーパ内が、錆びなど飛び出た傷で振れが発生しているとの事でした。

機械導入前にセルフ研磨で振れ精度を改善されたいとご依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

研磨前テーパと奥のコレットが全体に錆びており、コレットのクランプ・アンクランプ動きが悪く、また錆がテーパ側にかなり落ちてくる状態でした。

端面部も同様に錆ておりBTとしてもBBTとしても工具がつけられない状況でした。

BBT工具を使いある程度の加工をやられるとの事で、クランプ力を残しつつBBTとして使用できるようテーパと端面の調整をしてほしいとのご要望でした。

研磨結果など

研磨前の振れ40μ/300ｍｍ程度に対して、研磨後 BTにて5μ/300ｍｍ　BBTにて5μ以下/200ｍｍまで振れ精度が改善いたしました。

合わせて、コレット側の掃除もできる範囲で実施し、クランプ・アンクランプも正常に動くようになり、錆も殆どおちてこなくなりました。