工具衝突で主軸テーパに傷が発生し振れが大きい主軸スピンドルテーパ研磨・セルフ研磨 三菱 M-V5Cn(BT40)

ご依頼の際の状況

加工中に工具衝突が発生し、加工が出来なくなったとの事で、メーカー様から主軸テーパ・セルフ研磨での改善をご依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

セルフ研磨後にメーカー様が原点調整などされる予定でしたがクランプ力(工具把握力)調整は計画にない為
クランプ力をあまり落とさないでほしいとの追加ご要望でした。

研磨前のテーパ
研磨後のアタリ検査(テーパ部オレンジ色は光明丹)

研磨結果など

研磨前の振れ200μ/300mm アタリ20%程度に対して、研磨後10μ/300mm アタリ95%となりました。
研磨前からテーパ口元に大きな凹みキズがありましたが、
研磨では取り切れない深さであることを説明・ご理解の上で作業完了となりました。

匠製作所では、メーカー様修理の一貫としての主軸テーパ・セルフ研磨も実施しております。