インデックス付きのマシニングセンタ テーパ再研磨・セルフ研磨 OKUMA MB-46VA(BBT40)

ご依頼の際の状況

加工中に衝突が発生し出来た傷によって、振れが大きく加工がストップしてしまったため
最短納期にて主軸テーパ・セルフ研磨での改善をご依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

衝突でテーパ口元(大径側)が楕円になっており、経年の打痕でアタリ(工具密着度)が不均一になっている状態でした。
また、BBT主軸ですがテーパと端面がBBT基準位置になく、お客様もBT工具しか使われない状況でしたが、
テーパと端面の関係位置を研磨前と同じ状態に戻されたい(テーパ研磨で入り込んだ量だけ端面を研磨)とのご要望でした。

研磨前のテーパ
研磨後のアタリ検査(テーパ部オレンジ色は光明丹)

研磨結果など

研磨前の振れ80μ/200mm アタリ不均一程度に対して、研磨後BT10μ/200mm アタリ95%となりました。
お客様ご要望に合わせて端面はBBT位置まで研磨していない為(研磨前のテーパと端面位置に合わせた)、BBT工具は使用できないことをお伝えした上で作業完了となりました。

匠製作所では、特急の主軸テーパ・セルフ研磨依頼にも対応しております。