MITSUBISHI M-H60D(BT50) 工具抜け落ち傷を擦ってしまわれた主軸スピンドルテーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

加工中に工具が抜け落ち、主軸テーパに工具ホルダーの溶着傷がついてしまい
工具が取り付けられず加工ができない状況で主軸テーパ・セルフ研磨をご依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

工具溶着傷と伺っていましたが、お客様の現場で溶着傷をリューターで擦ってしまわれている状態でした。
かなり凸凹に擦られてしまっていた為、通常のテーパ研磨のようにテーパ全面がアタらない(酷い凹み擦り傷が研磨しきれない)可能性をお伝えして
その上でできる限りのアタリ・精度改善を要望されました。

研磨前のテーパ
研磨後のテーパ(テーパ内のオレンジ色は光明丹によるアタリ確認)

研磨結果など

研磨前振れ不明、研磨後振れ 15μ/300mmとなりました。
またテーパ奥と口元の凹みは相談の上、無理に研磨することなく作業完了といたしました。

匠製作所では、様々なテーパ痛み状態でも主軸テーパ研磨も行った実績があります。