MITSUBISHI M-H50D(BT50) 工具抜け落ちの溶着傷がある主軸スピンドルテーパ研磨・セルフ研磨
ご依頼の際の状況
加工中に工具が抜け落ち、主軸テーパに工具ホルダーの溶着傷がついてしまい
工具が取り付けられず加工ができない状況で主軸テーパ・セルフ研磨をご依頼されました。
研磨時の状態やお客様の要望
工具ホルダー溶着傷があり、研磨前の事前検査は一切できない状態でした。
ホルダー溶着傷を一度研磨で落とし、検査出来るようにした上でクランプ力などを計測すると
(工具抜け落ち事故以前から)クランプ力がほぼ無いことがわかりました。
クランプ力がない状態では、正確な工具密着度(アタリ)や振れ精度がわからず、細かい調整ができないことを伝えた上で
現状できる範囲のテーパ研磨をしてほしいとのご要望になりました。
研磨結果など
研磨前振れ不明、研磨後振れ 25μ/300mmとなり、クランプ力を調整されて以降
もっと正確にアタリなどがわかるようになった際に再度ご依頼いただくことで今回の作業は完了となりました。
匠製作所では、研磨前のテーパ状況が計測できない場合は
研磨中に状況確認が出来るようにした上で、計測・懸念をお客様へお伝えし作業を実施させていただきます。