OKK VM5-II(BT50)　修理を断られテーパ傷を独自に擦ってしまった主軸スピンドルテーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

ATCでの工具掴みが悪いまま加工に移ってしまったため、工具が抜け落ちてしまい
テーパに工具溶着傷ができてしまい加工ができなくなったため主軸テーパ・セルフ研磨をご依頼されました。

(今回は諸事情により機械の写真は出せません)

研磨時の状態やお客様の要望

一度修理をメーカーに依頼され折り合いがつかなかった為、お客様で溶着傷を擦ってしまわれたとのことでした。
お客様が擦ってしまった部分までテーパ全体研磨をすると振れ精度改善以外のデメリットがあることを伝えた上で
可能な範囲でのテーパ研磨をしてほしいとのご要望になりました。

研磨結果など

研磨前振れ 100μ/300mm、研磨後振れ 10μ以下/300ｍｍとなり
テーパ口元のアタリ面を増やすよりも今後の研磨シロを残すことでご納得され作業完了となりました。