OKK MCH600(BT50) 工具が抜け落ちてテーパを傷つけ・ホルダーが溶着した主軸スピンドルテーパ研磨・セルフ研磨
ご依頼の際の状況
プルスタッドボルトが折れてしまい、工具が抜け落ちて
テーパに工具溶着傷ができてしまい加工ができなくなったため主軸テーパ・セルフ研磨をご依頼されました。
研磨時の状態やお客様の要望
飛び出た溶着傷を研磨で落として、過去の経年の痛みで変わったであろうテーパ角度を調整し、振れを改善してほしいとのことでした。
工具ホルダーが抉ってしまった凹み傷全部は研磨で取れないこと(研磨量が増えることで発生するかもしれないデメリット)を伝えた上で
可能な範囲でのテーパ研磨を実施することになりました。
研磨結果など
研磨前振れ 計測不能、研磨後振れ 5~10μ/300mm クランプ力はほぼ変化なしとなり
無理に凹みキズまで研磨しないところで作業完了となりました。
匠製作所では、普段のマシニングでは中々気づかない主軸テーパの説明をさせていただいた上で作業を実施しております。