OKUMA MX-45VB(BT50) 主軸スピンドルテーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

生産ラインで使われているマシニングセンタでしたが加工精度が出なくなったため、
原因を調査するとテーパのアタリ(工具密着度)に問題があることがわかり、主軸テーパ・セルフ研磨をご依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

生産ラインのため、機械停止時間を極力少なくしたいとのことで早急な振れ・アタリ改善をご希望されました。
また、研磨前状態でクランプ力がBT50用のマシニングセンタとしては低いことがわかり、
あまりクランプ力を落とさない範囲でのセルフ研磨・精度改善をしてほしいとのことでした。

研磨前のテーパ
研磨後のテーパ(テーパ内のオレンジ色は光明丹によるアタリ確認)

研磨結果など

研磨前振れ 100μ/300mm アタリ40%、研磨後振れ 10μ以下/300mm アタリ85~90%となり
加工精度として許容範囲内であり、更に精度を求めてテーパ研磨をしてクランプ力が下がる事の懸念や
今後の研磨シロを残すことを優先して作業完了となりました。

匠製作所では、個々のお客様の状況やご要望に極力添えるようなテーパ研磨・セルフ研磨作業を実施しております。