三菱 M-V60(BT50) 主軸スピンドルテーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

メーカー検査にてテーパのアタリ(工具密着)が悪く
主軸テーパ・セルフ研磨での振れ精度・アタリの改善を依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

研磨前のテーパ奥(小径)にのみアタリがあり、口元(大径)に大きなヘコミ傷がある状態でした。
大きなヘコミ傷が研磨で取り切れない可能性や、クランプ力(工具把握力)がかなり減ってしまう懸念をお伝えした上で作業となりました。

研磨前テーパ
研磨後テーパ

研磨結果など

研磨前BT振れ 40μ/300mm アタリ20%程度でしたが、研磨後BT振れ 10μ以下/300mm アタリ95%に改善いたしました。
研磨後テーパで口元に一部取り切れないヘコミ傷が残りましたが振れ精度も良くなり、更に研磨するデメリットを考慮し作業完了となりました。

匠製作所では、お客様の主軸テーパ痛み具合から、考えられるセルフ研磨のデメリット・懸念などもお伝えした上で研磨作業を行っております。