OKK VM7-III(BT50) 主軸スピンドルテーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

これまで精度の厳しい加工をされていなかったため主軸テーパの問題には気にされていなかったが
アタッチメント主軸を購入され、側面加工できるようにしたところアタッチメント主軸の振れが非常に大きいことが判明した。
振れの原因を調査された結果、アタッチメントをつける元の主軸(メイン主軸)に問題があることがわかり
主軸テーパ・セルフ研磨で振れの改善を期待されご依頼されたとのことでした。

研磨時の状態やお客様の要望

テーパ中央部にサビが見られ、またテーパ全体をスコッチで擦られた状態でした。
購入されたアタッチメント主軸が振れないように、取り付け元の主軸をセルフ研磨で最大限振れ精度を抑えてほしいとのご要望でした。

研磨前テーパ
研磨後テーパ

研磨結果など

研磨前振れ100μ/300mm、研磨後振れ 5μ/300mm アタリ95%となりました。
セルフ研磨後にアタッチメント主軸を取り付けられ、そちらの振れも改善されたことを確認され、作業完了となりました。


匠製作所では、発生している主軸の問題に関して、考えられる原因や解決の可能性をお伝えした上で作業を行っております。