三菱製 門型マシニングセンタMVR35 主軸・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

事前のメーカー検査にて振れ精度が規定値を超え、主軸テーパ研磨を依頼されました。

5年前も主軸テーパを研磨させていただき、それ以降の加工によってテーパが広がり振れが発生し始めたとのことでした。

ご依頼に対する対応

お客様の使用状況にもより(経年による)テーパの広がりは異なりますが

前回同様5年後程度でまたセルフ研磨可能な取り代を残す事を考え、前回同程度の振れ精度まで戻し、最小限の研磨調整に収めるよう努力いたしました。

研磨前テーパ
研磨後テーパ

研磨時の状況や研磨後の結果

研磨後の振れ精度は、BTテストバーにて平均5μ/300mmとなりました。

凹み傷が(前回の研磨時にはありませんでした)テーパ口元のキー下に残り、その凹みキズを取っても振れが現時点より極端に改善はしない予想も

お客様へお伝えした上で次回以降の研磨シロを残し作業完了となりました。

弊社では過去にセルフ研磨を実施したことのあるマシニングセンタに対しても

累計の研磨量や今後の修理の可能性をお客様へお伝え・提案しながら作業を行っております。