三菱 M-VS17/13(BT50) 主軸テーパ及び端面研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

メーカー定期検査にて主軸テーパのアタリ(工具密着度)が悪いことがわかり
主軸テーパ・セルフ研磨での振れ精度・アタリの改善をご依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

テーパ中央~口元が白く錆びておりアタリが無い状態でした。
アタリがかなり少ないため、テーパを正規の角度に研磨するには研磨量が多くなり、
それによりクランプ力(工具把握力)がかなり減ってしまう可能性をお伝えした上で、作業開始いたしました。

テーパ研磨前
テーパ研磨後

研磨結果など

研磨中BT振れ 25μ/300mm アタリ40%程度、 研磨後BT振れ 10μ以下/300mm アタリ95%となりました。
テーパ口元側に若干のヘコミ傷が残りましたがテーパ全体にアタリがあり
振れにはあまり影響がないため、今後の研磨シロを残し、またクランプ力をあまり減らさないことを優先し作業完了となりました。

匠製作所では、お客様のご要望を伺った上で作業を行っております。