三菱 MVR25(BBT50)主軸テーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

メーカー定期点検時に振れ精度が規定値オーバーとなり、セルフ研磨での振れ精度改善となりました。

研磨時の状態やお客様の要望

メーカー調整工事の一環として振れ精度を規定値内にしてほしいとのご要望でした。

研磨前テーパを確認すると工具密着度(アタリ)が30%程度の状態でした。

研磨前のテーパ
端面研磨後(テーパ部と端面部のオレンジ色は光明丹によるアタリ確認)
研磨後のテーパ(テーパ部のオレンジ色は光明丹によるアタリ確認)

研磨結果など

研磨前の振れ40μ/300mm・アタリ30%に対して、研磨後 BTにて平均5μ/300mm・アタリ95% BBTにて平均3μ/300mmまで振れ精度が改善いたしました。

BBTテストバーでもテーパ口元と端面部が2カ所でアタっており、BBTとして機能していることも確認できます。

今回は、過去に研磨した際に同時実施されたメーカー調整データから推測する事となりましたが、推測値と今回の研磨量をお客様にお伝えいたしました。

BBTセルフ研磨では端面部の焼入層が無くなりやすいため、匠製作所ではテーパ・端面の研磨量をデータで残し、お客様へもお渡し・お知らせしております。