工具が加工物と酷く衝突し主軸が楕円になってしまったDMG森 NVX508050(BBT40)

ご依頼の際の状況

加工中にZ方向で酷く工具と加工物が衝突し、工具抜け落ちなどはなかったが主軸テーパが楕円になり
端面にも歪みがでてしまった為、主軸テーパ・セルフ研磨をご希望・ご依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

BT・BBT工具ともに衝突による主軸・端面の凹みでブレてしまい全く精度が出ないため
精度物加工ができるように極力精度改善をしてほしいとのご要望でした。
端面部分の焼入層が少なくなってしまうことを懸念として詳しく説明した上での作業となりました。

研磨前のテーパ
端面研磨後のBBT検査(端面部を光明丹によりアタリ確認)
研磨後のBT検査(テーパ部オレンジ色は光明丹)

研磨結果など

研磨前の振れ不明、研磨後 BTにて10μ以下/300mm BBTにて10μ/200mmで作業完了となりました。

匠製作所では、お客様の要望に極力添えるように作業を行い、また作業中に懸念が出た場合も説明・相談させていただきております。