森精機 MV-55/50(BT50 セラミック主軸テーパ) 主軸スピンドルテーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

セラミック主軸テーパのマシニングセンタで加工精度が出なくなってきたため修理方法を探され、
弊社に主軸テーパ・セルフ研磨をお問い合わせ・ご依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

セラミックは特殊な砥石でもテーパ研磨できない・精度があまり改善しない可能性をお伝えした上でテーパ研磨を実施いたしました。
また研磨前テーパを確認したところ、テーパ片側が目減りしアタリがない状況でした。

研磨前のテーパ
研磨後のテーパ(テーパ内のオレンジ色は光明丹によるアタリ確認)

研磨結果など

研磨前振れ 40μ/300mm アタリ50~90%、研磨後振れ 10μ/300mm アタリ90%となり
通常のテーパ研磨と異なり、セラミック主軸は砥石が負けてほどんど研磨ができなかったため
若干のアタリを増やす程度となりましたがアタリが増えたことで振れ精度も良くなり作業完了となりました。

匠製作所では、これまでの経験から試行錯誤しながら特殊材質のテーパ研磨・セルフ研磨作業も実施しております。