OKUMA製 立型マシニングセンタの主軸テーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

これまで通常の加工は問題なく加工出来てきたが、精度物の加工依頼が来た際に仕上げ加工をすると指定寸法に入らず、振れ確認をした際にテーパの痛みが発見された。

ご依頼に対する対応

テーパ研磨の際のアタリ(主軸テーパと工具の密着度合い)を95%以上にすることで、微細加工でも問題ない振れ精度まで収まるようにした

修理希望のオークマのマシニングセンタ
研磨後のテーパ

研磨時の状況やお客様の要望

お客様が今まで一度もセルフ研磨を含め機械修理を実施されていないマシニングセンタでした。BT40のマシニングセンタということもあり重切削はしていないが、セルフ研磨による精度回復が一番重要視されていましたが、クランプ力(工具把握力)なども不安点をお持ちでした。研磨前のクランプ力やセルフ研磨途中のクランプ力を計測しテーパーのアタリや振れとクランプ力低下予想値の兼ね合いを経験則からお伝えし、お客様要望に沿えるようバランス良くセルフ研磨させていただきました