長年の使用によって振れが大きくなってしまったKIRA KPC 30a主軸テーパ研磨(BT30)

ご依頼の際の状況

経年の痛みによって主軸テーパが大きく振れるようになったが、ラインに組み込まれているマシニングセンタで機械の引取修理などが難しく
主軸テーパ・セルフ研磨をご希望・ご依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

BT主軸でしたが、BBTとして使えるような特殊な工具も持たれているとのことで
主軸テーパ研磨後に、変化した寸法分だけ端面部を調整研磨し
研磨前と同じテーパと端面の関係位置に合わせてほしいとのご要望でした。
テーパ痛み具合(研磨量)によっては端面研磨が多くなり、端面部焼入層がなくなる可能性をお伝えした上で作業となりました。

研磨前のテーパ
端面研磨後の検査(端面部を光明丹によりアタリ確認)
研磨後のBT検査(テーパ部オレンジ色は光明丹)

研磨結果など

研磨前の振れ50μ/100mm、研磨後 BTにて5μ/100mmとなり作業完了となりました。

匠製作所では、お客様のご要望を伺った上で懸念などがあればお伝えし、ご納得され可能であれば極力ご要望に添えるよう主軸テーパ研磨を行っております。