Jtekt BN-25(BT50) 主軸スピンドルテーパ研磨・セルフ研磨
ご依頼の際の状況
アタリ(工具密着度)が悪く、粗加工に使われているとのことでした。
主軸テーパ・セルフ研磨での振れ精度・アタリの改善を依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望
クランプ力(工具把握力)を計測すると低い状態でしたが、諸事情でクランプ力調整などが難しく
最小限の研磨量で極力クランプ力を落としたくないとのご要望でした。
また、テーパ口元(大径)全周が抉れており、研磨では修正出来ないほど深いキズとなっていました。
相談の上、研磨可能な範囲で最小限の研磨量でアタリをつけ、振れ精度をある程度改善することとなりました。


研磨結果など
研磨前BT振れ 80μ/300mm アタリ10%程度 、研磨後BT振れ 10μ以下/300mm (研磨可能部分にて)アタリ95%に改善いたしました。
テーパ口元の抉れ傷は残りましたが振れ精度も良くなり、お客様ご納得の上で作業完了となりました。
また、主軸テーパの痛み同様に工具テーパ側も汚れや傷が見られたため工具側の清掃などもご提案させていただきました。
匠製作所では、テーパ研磨後主軸テーパの良い状態を長く保てるようなご提案も行っております。