KIWA KH-45(BBT40) 主軸テーパ及び端面研磨・セルフ研磨
ご依頼の際の状況
KH-45の加工精度が悪くなり、お客様がリュータでテーパ研磨を試みた結果振れやアタリが改善せず
弊社へ主軸テーパ・セルフ研磨での振れ精度・アタリの改善を依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望
お客様がリュータでテーパ全面を擦られていた為、テーパ内の状況がわかりませんでした。
弊社で一度軽くテーパ研磨をし、お客様が手動(手作業)で擦られた結果、テーパ角度が全く合っていない事をご説明いたしました。
テーパ部で深く擦られている部分が、通常のテーパ研磨では研磨しきれないことやそれによる振れが収まらないデメリット
またBT主軸と伺っていましたが、BBT主軸と同じテーパ・端面関係にあることをご説明させていただきました。
お客様がBBT工具を使われていることを確認し、テーパ研磨だけでは今後BBT工具が使えない事をご説明し、
BBT主軸としての仕上げをご希望されました。



研磨結果など
研磨前BT振れ 80μ/300mm 研磨後BT振れ 10μ/300mm (研磨可能部にて)アタリ95%となりました。
端面研磨後、BBT振れ 5μ以下/200mm 端面部と(研磨可能部)テーパ口元にアタリが均一についていることを確認いたしました。
手作業でテーパを研磨することのデメリット、BBT主軸への影響をご説明し、作業完了となりました。
匠製作所では、お客様が独自に研磨し、状態が悪化したテーパでも(条件付きですが)研磨作業を行っております。