Mazak AJV 60/80(BT50) 主軸スピンドルテーパ研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

長年の使用で主軸テーパ全体がサビてしまい、主軸と工具テーパのアタリ(密着度)がかなり悪くなってしまったとのことで
主軸テーパ研磨・セルフ研磨をご依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

研磨前テーパは全体が酷く錆びておりアタリ(工具密着度)がほぼない状態でした。
また研磨中に判明しましたが、テーパ口元(大径側)が大きく広がってしまい
テーパ全体を研磨するにはかなりのクランプ力低下が予想されました。

研磨前テーパ
研磨後テーパ

研磨結果など

研磨前振れ 100μ/300mm、研磨後振れ 15μ/300mm アタリ80%
テーパ内の研磨できた部分に光明丹がつき、これ以上の研磨でクランプ力を低下させるよりも
今後の研磨シロを残すことをお客様が選択され作業完了となりました。

匠製作所では、主軸のセルフ研磨を行うことによるメリット・デメリットを伝えた上でお客様に納得いただける作業を実施しております。