MITSUBISHI M-VR54/60(BBT50) 門型MC主軸スピンドルテーパ及び端面研磨・セルフ研磨

ご依頼の際の状況

門型MC主軸のアタリ(工具密着度)がかなり悪く、二面拘束(BBT)工具もうまく機能していないため
主軸テーパ・セルフ研磨にて振れ精度・アタリの改善依頼されました。

研磨時の状態やお客様の要望

研磨前テーパの全体が錆び、アタリ(工具密着度)がかなり少ない状態でした。
テーパ研磨でアタリを良くして振れ精度を極力改善したいとのご要望でした。

研磨前のテーパ
研磨後のテーパ(テーパ内のオレンジ色は光明丹によるアタリ確認)
端面研磨後

研磨結果など

研磨前BTとしてアタリ30%程度でしたが、研磨後BT振れ 5μ以下/300mm アタリ95%、BBT振れ5μ以下/300mmとなりました。

主軸テーパの状態が悪くなると、悪循環で二面拘束(BBT・NBT等)工具も機能しなくなり、BT工具よりも余計に振れてしまいます。
匠製作所では、二面拘束主軸などの難易度の高いスピンドルテーパ研磨を行っております。