NIIGATA HN80D(BBT50) 主軸テーパ及び端面研磨・セルフ研磨
ご依頼の際の状況
中古機械の会社様で引き取られたマシニングセンタの主軸振れ精度を検査すると振れがあり、
原因調査の結果、主軸テーパが非常に大きな楕円となっていることが判明し
主軸テーパ・セルフ研磨での振れ精度・アタリの改善を実施いたしました。

研磨時の状態やお客様の要望
主軸テーパ口元(大径側)に非常に大きな楕円(ヘコミ傷)がある状態でした。
またテーパ全体も大きく広がっていてアタリ(工具密着度)も非常に少なくなっていました。
振れ精度がかなり大事な為、研磨可能な範囲で精度を改善されたとのご要望の上、作業開始いたしました。



研磨結果など
研磨前BT振れ100μ/300mm アタリ30%程度、 研磨後BT振れ 20μ以下/300mm アタリ95%となりました。
端面研磨後、BBT振れ 15μ以下/300mm、テーパと端面にアタリがあり二面拘束として機能していることを確認いたしました。
テーパ口元側にヘコミ傷が残りましたが、これ以上の研磨は端面部の研磨シロがなくなる可能性があるため作業完了となりました。
匠製作所では、お客様のご要望に極力沿った作業を行っております。

